DAOKOという女性ラッパーにハマっている話

　歌声は甘いウィスパー気味。彼女の歌を聴いていると、脳をゆっくりと撹拌されるような、不思議な気持ちになる。

　現在エイティーンの彼女は作詞も自分で行っているそうで、そしてその歌詞に思わず舌を巻いてしまった。18歳の書く詩というのは、単に響きだけで選ばれた言葉が使われたり、主張が纏まりきらないで大味になっていたりするけれど、彼女の詩はそうではない。等身大の自分の思想や感情をきっちりラップにして、でも難解な言葉で誤魔化さずに聴き手にメッセージとして届けており、そのバランス感覚が素晴らしいと思う。

DAOKO 『水星』 Music Video［HD］ - YouTube

　原曲はもうあらゆる人にremixされまくってる、tofubeatsの『水星』。曲の持つ浮遊感とDAOKOのブレス多めの甘い歌声がマッチし、夜中にひっそりと聴きたくなるような良い空気感を作り出している。街の液晶に歌詞が表示されるMVもステキ。